写ルンですが売れている現代(謎)
写真業界といえば、今まさにバブルです。僕が子供の頃(20年前くらい)はまだまだ敷居が高かった。
僕等兄妹が大きくなるにつれて、親がカメラを握る機会も減っていました。どこのご家庭もそんなもんだったと思います。
写真の主役は子供。特別な日だから写真を撮りましょう。そんな価値観がこの15年程でここまで変わってしまうとは誰が予想できたでしょうか。
この15年での写真バブルのターニングポイントをまとめてみました。
①デジカメの普及
爆発的に普及し始めたのは2001年頃で、フィルムカメラとデジタルカメラの生産量が逆転しました。
デジカメが普及しても今までと写真人口はそれ程変わっていなかったと思います。
ちなみに我が家はフィルムカメラが壊れて写ルンですを使っていました(笑)
②Jフォンがカメラ付き携帯で業界2位
それまでまともな性能のカメラ付き携帯はありませんでしたが、2002年頃、Jファンのカメラ付き携帯が売れまくり、auを抜いて業界2位に!
その後、写真機能を写メールと名付けましたw
うちの親も写メール使ってました。ただ、この頃はデータ通信定額プランがないので、写真をメールでやりとりすると携帯料金が大変な事になったはずです。
③SNSサービスが次々とリリース
2004年頃にグリーやモバゲー、mixiが次々とサービスを開始。そして2008年にTwitter。2010年にFacebookが日本上陸と続きます。
2004年頃はインターネット=匿名性の文化だったので、画像をアップしている人はあまりいませんでした。
mixiは知人の紹介でしか登録出来なかったので、事情が違うかも。
このSNSの普及が後に写真業界にとって、重要な役割をもたらす事になります。
2008年に現れるあの大物の登場によって。
④iPhone日本上陸
2008年iPhoneが日本に上陸。アメリカでは大人気だったものの、日本で物理キーボードなしは流行らないという見方が大半だったと思います。
結果はご存知の通り、大ヒット。アップル強し。iPhoneの独占販売権を得ていたSoftBank孫さんの一人勝ちです。
カメラ画質は200万画素。当時では100万画素でなかなか。200万画素スゲーって感じでした。
これをきっかけに日本でもスマートフォンが普及していきます。そして、SNS×スマートフォンの写真消費はとてつもなかった。
⑤Instagramリリース
2010年InstagramがApple Storeにリリースされます。この時期は、カメラ性能が大幅に向上したiPhone4が発売される数ヶ月前で、完璧なタイミングでした。
間違いなくSNSでの写真共有文化を定着させたサービスです。
結果的に写真の撮影からアップロードまで一台で簡単に出来るスマートフォンとSNSの組み合わせによって人類の写真消費量が爆発的に増えたのでした。
蛇足ですが、僕の妹は毎日料理の写真をドヤ顔でInstagramにアップしています(笑)
まとめ
写真に対する価値観も変わっていて、昔は現像したら終わりだったのが、今はSNSにアップして終わりになっています。
女子高生が一眼レフを買う時代にまでなりました。
よくわからないのが、タイトルの通り写ルンですが売れているそうです(笑)
写真業界のバブルはまだまだ続くと思われます。
ノシ